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法律に沿ったトイレブース

法律に沿ったトイレブース

トイレの数と社員の数

「またトイレが埋まっている、、、」と、オフィスのトイレがいつも埋まっているという悩みを持っていませんか?
そんな経験は特になくても、お昼休憩の時間になるとなかなかトイレが使えないという人はいないでしょうか。
では、トイレの数はどのようにして決まっているのか考えてみましょう。

トイレの数と法律

男性便所のトイレブース

オフィスのトイレの数は、実は『事務所衛生基準法』という、労働安全衛生法に基づく省令によって決まっています。
これは、事務作業をするために用いられる事務所に関する省令で、1人あたりの確保すべき空間、換気、湿度、空調、照度、騒音などについて具体的に定めているものです。

その中の一部を抜粋すると、トイレに関してはこのような記載がありました。
“男性用大便所の便房の数は、同時に就業する男性労働者六十人以内ごとに一個以上とすること”
つまり、男性便所のトイレブースの数は60人につき最低1つ、ということになります。
数字だけを見てみると、この数は多いのか少ないのか、はっきりわかりません。
例えば、60人の社員がいて、それぞれが1日に1回、5〜10分くらいトイレブースを使用したとしても、6〜7時間くらいしかトイレを使用していないことになります。
1日の勤務時間を考えてみると、これはやや余裕があるように感じます。
お腹を壊している人がいたとしても大丈夫でしょう。

しかし、実際には朝やお昼休憩の時間に集中したりするので、計算だけで断言することはできません。
この基準よりも少し多めにトイレブースを設置するといいのではないでしょうか。

その他トイレに関する決まり

また、男性の小便器に関してと、女性のトイレブースに関してこのような記載があります。
“男性用小便器の箇所数は、同時に就業する男性労働者三十人以内ごとに一個以上とすること”
“女性用便所の便房の数は、同時に就業する女生労働者二十人以内ごとに一個以上とすること”
男性の小便器に関しては、一つあたりの使用にかかる時間はトイレブースよりも短いので、半分の30人に1つとなっています。

まとめ

「男性のトイレブースは60人に1つ」
「女性のトイレブースは20人に1つ」
となっています。
これらの省令は昭和47年に定められたもので、平成26年までに8回ほど改正されています。

また、INAXには算定法として
「標準的な待ち時間を考えると60人だったら男性は大便器2個・小便器が2個、女性用は3個必要」となっています。

みなさんのオフィスにはトイレブースはいくつあるのでしょうか。
きちんと法に沿った数のトイレブースが用意されているか、確認してみるといいでしょう。

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